NPO法人ハマトラからのメッセージ

Jリーグサポーターによる「百年構想」

横浜市におけるサッカー文化のはじまりは早く、すでに1888年には現在の横浜公園で日本最初の公式試合が開催された記録が残されています。東京オリンピックでは三ツ沢球技場、さらには2002年のワールドカップ日韓大会では、その決勝戦が横浜で行われています。

その長い横浜におけるサッカーの歴史の中で、そのスポーツカルチャーは、青少年の育成や地域コミュニティの活性化などに貢献してきました。サッカーは、手軽で人気のあるスポーツとして老若男女に心身の健全な育成に役立ってきただけではなく、地域の文化やコミュニティの発展にも寄与してきたのです。

これとともに、サッカー・サポーターの文化は大きな広がりをみせ、単にスタジアムで応援活動をするだけではなく、地域やコミュニティに対する働きかけを通じて、サッカーの枠を超えて、文化活動や地域貢献活動にまで影響を与え始めています。

2004年から「ハマトラ」という名前のもとに集まった、横浜F.マリノスのサッカー・サポーターの横断組織は、 すでにこれまで、横浜におけるサッカー文化を高めるために、様々な活動やコミュニティ化を進めて参りましたが、さらに、あらゆる世代や地域との交流を広げ、さらにそれぞれの地域に貢献し、その地域からスポーツ文化を盛り上げることが必要ではないかと考え、これまでの活動をさらに大きく発展させるために、「NPO法人ハマトラ・横浜フットボールネットワーク」 を設立することとなりました。

NPO法人ハマトラ・横浜フットボールネットワークは、単にサッカー・サポーターの活動を超えて、市民や各団体などとネットワークを形成すると同時に、地域活動に関わる行政や企業とも連携しながら、「スポーツカルチャーへの貢献」および「地域社会の活性化と地域愛の醸成」を、サッカー文化がいちはやく伝承した横浜の地にて進めていきます。

以上の目的のために、ここに「サッカー・サポーターと地域コミュニティの連携による、スポーツを通じた地域文化の創造」をめざして、 特定非営利活動法人「NPO法人ハマトラ・横浜フットボールネットワーク」を設立しました。