ドラゴンボートレースレポート:横浜ギャル☆マリノス

マリノスサポーター出場は、3回目の「横浜国際ドラゴンボートレース」。
今回は、男子チーム「マリノスサポーターズ」、「野毛F・マリノス Ex」、「ウイマリ配布部・漢魂」の3艇に交じり、私達「横浜ギャル☆マリノス」も出場。
応援場所も年齢もバラバラな寄せ集めの女子チームです。
午前中は男子チームの応援をしつつ、みんなでトリコロールのシュシュ(髪飾り)を作り、チーム力アップを図る。
出来上がると着けてみて、
「こっちに着けた方が似合うかなぁ?」
「可愛いー!似合うー!」
と盛り上がる。
一部で“本当はギャルじゃない疑惑”も囁かれていたが、正真正銘のギャルであるw

◆レース1回目 3’21″37″
ライフジャケットを着て、みんなで円陣を組む。
元気を出して、スタート地点へ。
あまりにも水面が近くてビビったけど、もう前に進むしかないと覚悟を決める。
山下公園からは仲間達が盛大な応援をしてくれていて感無量。
アウェイで敵に囲まれる中、見上げるトリコロールにはもの凄いパワーがあるのかも…とぼんやり考えていたメンバーもいたらしい。
少々苦戦を強いられたが、無事にゴール。
曲がることなんて最初から想定済みである。

しかし、常に全力で戦うハマのギャルサポなので、2回目の前には芝生の上でタイミング合わせの練習。
男子監督の下、15分間で体にリズムをたたき込む。
◆レース2回目 2’03″59″
またも円陣を組む。
「行くぞ!」の掛け声に「オーッ!」と答えると、体に火が点いたようにポッと熱くなる。
今度はいい感じ。ちょとフラついたけど、すぐに立て直す。
氷川丸に向かって真っすぐ漕ぐのは気持ちがいい。
舟から降りるとみんながタイムを見て騒いでいた。
練習した甲斐あって好タイム!

ご機嫌気分で「We are Marinos」を歌いながら(ちょっとガラ悪いw)ホームに戻ると、他のチームと応援のみんながこちらを向いて私達の戻りを待っていてくれた。
嬉しくなって、「ギャル」のみんなと走って戻る。
最後は迎えてくれたみーんなと一緒に、つないだ手を「オーッ!!!!」と振り上げて締める。
最高!こんなゾクゾクすることなんて、そう味わえるもので無い!
男子3艇は、迷走したり、試合告知ダンマクを出したりと横浜の祭りを盛り上げながらも、それぞれに素晴らしいタイムを記録し、息の合ったところを見せつけてくれました。
横浜の男はカッコいいなーと惚れなおすギャル一同です。
応援してくれた方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
漕いでいる時には必死なので、声援は聞こえないのですが、スタート時やゴール後、どんなに嬉しく、どんなに誇らしかったことか。
持つべきものは仲間ですね。本当にありがとうございました。
改めて応援することの意味、されることの意味をたくさん感じた一日でした。
舵から太鼓まで、女子であることにこだわった20人。
心をひとつにして戦った「ギャル」は、最高の戦友。
スタジアムでも心を合わせて、愛するマリノスのために戦って行きます!
Text : すーのうず (ID: 37)


ドラゴンボートレースレポート:野毛F・マリノスEX

俺たち、やる時はやるんだよ!!(野毛F・マリノスEX)
2008年、まさかの途中沈没という“偉業”を成し遂げた野毛F・マリノス。
野毛F・マリノスEXと進化した2009年、レース前は誰もが沈没以上のネタを期待していた。
実際乗る方も、その覚悟で乗り込んだ。
そして一回目のチャレンジ。

結果はというと…
全てが中途半端なまま終わってしまった。
完走しながら失格、かといって去年のような笑いがとれるわけでもない、グダグダこの上ないレース。
おまけに警察艇にまで眼をつけられる始末。
やっている方も、(恐らく)応援している方も、何ともいえない空虚感だけが残ってしまった。
これはまずいと誰もが思ったはずである。
そして二回目。
舵担当を、プロの方にお願いした。
すると、後方のメンバー数人から
「ガチでやろうよ」
という言葉が出てきた。
決勝進出を目指しながら、その道が閉ざされてしまったマリノスサポーターズチーム。
その分も、俺たちが決勝出ようぜ、という空気が流れ始めた。
それが船全体に伝わり、合言葉を胸に、一致団結して全力でゴールへ向かうことになった。
結果、惜しくも決勝進出はならなかったものの、レース一位でフィニッシュした。
レースが終わった後の皆の表情は、何にも代えられない、充実感に満ちた笑顔に満ちていた。

応援してくれた仲間も、一回目の時と打って変わって、盛大に俺らを迎えてくれた。

その時、俺らが口々に発した言葉、それこそが、
「俺たち、やる時はやるんだよ!!」
だった。
俺らは皆の期待を二度裏切った。それが今回の“ネタ”だった。
来年はどんな結末が待ちうけているのだろうか。
Text : ken (ID: 1353)