3/26東日本大震災募金活動協力の報告

■はじめに

  3/26に行われました東日本大震災募金活動にご協力頂いた皆様、ありがとうございました。
横浜F・マリノス公式Webサイト上で報告がありました通り、大変たくさんの善意を集める事が出来ましたのも、横浜のファン、サポーター関係者の皆さんのご協力があっての事で、改めて「横浜・横須賀」の力を感じた活動でした。


NPOハマトラ・横浜フットボールネットワーク(NPOハマトラ)は今回、横浜マリノス株式会社よりボランティアスタッフの募集・管理、募金活動中の列整理、声掛け、募金内容のご説明等の業務の協力を打診され、この活動に協力致しました。

横浜マリノス株式会社とは長年に亘り、試合告知ポスターの貼付作業の協力等、ホームタウンにおけるサッカー文化の醸成を目的とした活動を共同で行って参りましたが、今回の活動もその一環となります。

NPOハマトラはホームタウンにおけるサッカーを通した地域活性化に邁進して参ります。今後共ご協力、ご理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。


■各募金会場の報告

・市営地下鉄センター南駅募金活動

地下鉄センター南駅で行われた義援金募金活動にサポーターボランティアとして参加しました。

参加者は選手、チームスタッフ、サポーターボランティアあわせて、総勢約30名。
選手は大黒選手、小林選手、波戸選手、兵藤選手、渡邉選手、森谷選手の6名が参加されていました。

募金開始の時間になると、選手にはあっという間に人だかりが出来、次々に募金が寄せられていました。
募金には、マリノスのユニフォームを着て参加される方、マリノスの選手とは知らずに募金される方、様々な方にご参加いただきましたが、皆、今回の災害への関心の高さを感じました。

我々サポーターボランティアの中には地震発生時に仙台にいた方もいらっしゃいました。
またその他の方々も今回の大震災に対して自分自身で何か力になれないかという強い思いを持ち参加した方ばかりでした。

サポーターボランティアは4チームに分かれ、駅前を行き交う人たちに義援金への協力のお願いをしました。
頭上に掲げたボードには、マリノスのエンブレムとともに「チカラをひとつに」のメッセージ。
被災地のことを思い、おのずと声に力が入りました。


時間にして1時間半。
最後に自身で募金を行い終了。
センター南では約1,100名の方に募金活動にご参加いただけたそうです。

最後に自身で募金を行い終了。
センター南では約1,100名の方に募金活動にご参加いただけたそうです。
被災地への支援活動はまだ始まったばかりで、引き続き多くの方のサポートが必要だと思います。
今後も「いま自分にできることやる」を実践しつつ、長い視点で支援活動を続けて行きたいと思いました。

・横浜駅高島屋前募金活動
  
横浜高島屋前で行われた東日本大震災義援金活動にサポーターボランティアとして参加させてもらいました。今回一緒に活動したのは、クラブスタッフ、サポーターボランティア含め総勢13名!
そして選手は小掠、狩野、青山、金、秋元、武田、中澤各選手が参加してくれました。

開始前に嘉悦社長の挨拶やクラブスタッフ、サポーターボランティアでの打ち合わせをしてからのスタートでしたが、場所柄も良くかなり多くの方達が開始前から待っていました。そして開始と同時にあっという間にかなり長い列が出来ていました。
我々サポーターボランティアは大きく分けて列整理と、ジョイナス側を通行される方達に呼び掛ける声出しの2班に分かれて活動しました。そして募金場所周辺が人だかりになると、他の通行の方の迷惑にならないように、立ち止まって写真を撮っている方などにも声かけを行いました。

募金に協力していただいた方の中にはユニフォームなどのグッズを身に付けたファン・サポーターの他にも、純粋に今回の震災に対して『何かチカラになりたい』と思ってらっしゃるマリノスファン以外の方たちもたくさんいらっしゃいました。「チカラをひとつに」と書かれたメッセージボードを掲げて呼び掛けていると、『昔、阪神大震災の時に全国のみんなに助けてもらったから、今回は私たちが助ける番なんです!』と熱心に仰る神戸サポーターの方も募金されていきました。みんなカタチは違っても、チカラになりたい!という強い思いは同じなんだなというのはすごく感じる事が出来ました。

募金活動は16時までの1時間半で、1,811人もの多くの方に賛同していただき募金にご協力いただきました。

今回の震災については現地の方から直接話を聞く機会があり、とにかく一人一人が出来る事を、今だけでなくこの先数ヶ月数年続けてやらなければいけないと強く感じています。現地の方たちの声にならない悲痛な叫びを感じ取って、キレイ事ではなく、一人でも多くの方にこういった活動に賛同していただきたいと思っています。
この先どれだけこういった活動が出来るかはまだ分かりませんが、一日でも早く被災地の方達が元気を取り戻せるように、復興出来るように、このような活動に参加・協力をしていきたいと思います。そして一緒にやりましょう!

・横浜ベイクォーター募金会場
  
参加は選手は、チームスタッフ、サポーターボランティアを合わせた
総勢32名で活動を行いました。
この日参加された選手は中村選手、天野選手、榎本選手、松本(怜)選手
長谷川選手、端戸選手の6名と、木村監督が参加されていました。募金開始時間前から待機列には多くの人だかりで、チームスタッフの皆さんとの
打合せの後、直ぐにボランティア活動を開始しました。

待機列に並ぶ方々には、小さな子供達からご老人の方々や、
マリノスのサポーターの方々、そして他のチームを応援されている
サポータの方々までいらしていました。
その光景を見た率直な感想はベイクォーターといった土地柄や
時間帯もそうですが、今回発生した未曾有の大地震に対する
多くの皆様の関心の高さを感じずにはいられませんでした。

私達サポーターボランティアは大きく分けて4班での活動を行いました。
そごう側を行き来されている方々や、横浜駅北口から来られる方々に対し
義援金のご協力をサポーターボランティアスタッフ全員でお願いし
また、通路に立ち止まって写真を撮られる方々に対しては
施設を利用する他の方々の妨げにならないように、その旨のお願いをしたりしました。

今回のサポーター活動は1時間半で、横浜ベイクォーター地区には
時折吹く冷たい風や底冷えする中、1,683人の多くの方々が募金活動に賛同し
ご協力頂きました。

最後に・・・今回の被災地支援活動には、やはり多くの方々の力が必要とされます。
自分達の力は小さいですが、多くの方々と協力し、また、様々な活動を実践し
長期的なスパンで継続していくことが必要とされます。
それは正に
『チカラをひとつに。 ―TEAM AS ONE―』
その言葉に集約されると今回の活動を通して実感しました。
そして、一日でも早い復興が実現できるように願いつつ、今後も
何かの形で支援活動を継続していきたいと強く思いました。

・横須賀中央駅前募金活動
横須賀市で行われた募金活動に、10人のサポーターとともにスタッフとして参加しました。参加選手は、キャプテン役の飯倉選手をはじめ、小野選手、松本(翔)選手、金井選手、谷口選手、阿部選手。そして、高桑さんも仙台所属時のユニフォームを掲げて募金を呼び掛けました。

選手が会場入りすると、周りには多くの方が集まってきました。
飯倉キャプテンからのあいさつの後、募金開始。
サポータースタッフが最初に行ったのは、ひとまず集まってこられた方たちを誘導し、列をなしてもらうこと。募金にご協力くださったみなさんはとてもマナーがよく、列もおよそ10分ほどで落ち着いたので、サポーターの役割は、専ら募金呼び掛けの“声出し”となりました。

この日の活動を通して感じたのは、横須賀に募金に来られた方は、比較的お子さんが多かったこと。
そのせいでしょうか、選手たちの表情も、どことなく柔らかかったように思います。

もうすぐ90分経過というタイミングで、サポータースタッフも思い思いの額を募金させてもらい、再び飯倉キャプテンからのあいさつをいただき、活動は無事終了となりました。

リーグ再開まで、まだまだ募金活動は続くようです。

自分自身の行動力を鑑みるに、被災された方々に対して、私は1人ではおそらく何もできないでしょう。
そんな中、このような活動に参加することができたことに、感謝しています。
今後も、何らかの形で、長く協力を続けていけたらと思っています。