ドラゴンボートレース2010出場レポート・ウイマリ配布漢魂艇編

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「あーーーーーー しーーー ずーーー むーーー !!!」
ウイマリチームの1本目は、ゴール後の沈没という「沈事」で幕を開けました。
みんなとにかく必死でした。
「スタートが重要」
「タイミングを前の人と合わせる。一番前はとにかくタイコに合わせる」
そして
「隣の赤には負けられない!」
その結果が「沈」(笑)
漕ぎすぎて、船の中にも随分と水が入ってくるけどお構いなしってぐらい、みんな必死でした。
残念ながら「赤」に追いつけず、悔しさをかみしめつつも、みんなの気が一瞬緩んだのでしょう。その瞬間に、いろんな方向からの波を受けて、あっちゅー間に沈んでしまったのです。
普段、手漕ぎボートすら許されない山下港で海水浴!ほんと、いい経験でした(笑)。お財布をポケットに入れたままだった人、レイバンのサングラスを海中に寄付してしまった人、そして命より大切なダンマクを必死で守ったリーダー。
そんな体験をしながら、みんな顔は晴れ晴れとしてました。
一応、ゴールしてからの事件だったため失格とはなりませんでしたが、タイムは1分38秒台、残念ながら前回大会のタイムを上回ることは出来ませんでした。
気合を再び入れなおして望んだ2本目もほぼ同じタイム、また、赤は抜けず。
リーダーは前回のタイムを超えられなかったことが本当に悔しそうで、メンバーも晴れやかな顔をしながら「じゃあ、来年もう一度リベンジしよう!」という気持ちになっていました。
そして、海水浴をしてずぶ濡れの体を温めに、中華街の銭湯に向かったのでした。
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チャントを歌ってもらって、歌いかえして、応援する・応援されるっていいもんだなと感じました。岸からボートまではそれなりに距離はあるわけですが、きち んと聞こえるもんです。いつも自分たちが選手のために、チームのためにと思って歌っているチャントを、歌ってもらって、応援されている。
こんな幸せなことだとは思っていませんでした。
たぶん、チームメンバーみんなが思っていたことでしょう。
これを糧に、もっとマリノスのために貢献できるよう、つなげられたらと思います。
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Text:すずけい(ID:559)